憲法しんぶん速報版

34号

自衛隊派兵反対、9条破壊許すな

憲法公布55周年に各地で行動

テロ対策特別法などが成立し、自衛隊の海外派兵が始まりました。自民党などは、さらにPKO等協力法の改悪、有事法制定や集団的自衛権行使拡大の動きを強めており、憲法9条はますます熱い焦点となっています。こうしたなか、憲法公布55周年の11月3日、各地の憲法会議はさまざまな行動を展開しました。  

 【東京】 11月3日、中央・東京の両憲法会議は、銀座マリオン前で「自衛隊派兵反対、憲法の心で世界平和を」と街頭宣伝行動を実施しました。チラシを配付しながら、各団体の代表が訴えをおこないました。自衛隊派兵への強い関心を反映し、チラシの受け取りがきわめてよく、「がんばってください」の声も数多くよせられました。

【宮城】 11月3日の午前は憲法会議としての街頭宣伝。リレートークとチラシ配付をおこないました。
 午後は、県内護憲3団体の共催で「市民が開く憲法公聴会パート?」を開き、会場の定席を越える80人が参加し、憲法を守る地道な運動の交流などがおこなわれました。

【埼玉】 憲法会議は5日、「憲法違反の『報復戦争参加法案』―テロをなくす真の国際貢献とは」をテーマに県民のつどいを開催、62人が参加しました。つどいでは、元連職員の吉田康彦氏が講演、これをめぐっての活発な討論もおこなわれました。

【石川】 3日、憲法会議などの主催する「映画と講演のつどい」がおこなわれ、約100人が参加。第一部では映画「核のない21世紀を」を上映。第二部では、この映画の脚本を手がけた片桐直樹監督が「21世紀に残されたもの」と題して講演しました。

【富山】 憲法会議と高教組の共催で、「11・3憲法のつどい」を開催。南山大学の小林武教授が「憲法を放棄したテロ対策法―憲法調査会の動向と護憲の課題」と題して講演しました。

【岐阜】 憲法会議は3日、記念講演会を開き、約60人が参加しました。講演会では、森英樹名古屋大教授が「小泉『改革』とテロ対策自衛隊参戦法」と題して講演。「女性の憲法年」の取り組みなど各界からの報告もありました。

【愛知】 憲法会議は3日、「平和憲法を生かす―アジア民衆との連帯を求めて」をテーマにつどいをひらき、約100人が参加しました。つどいでは、ビデオ「沈黙の歴史を破って―女性国際戦犯法廷の裁いたもの」を上映、この問題に取り組んでいる松井やよりさんが講演をしました。

【京都】 3日、憲法会議など3団体による「つどい」を開催。約260人が参加しました。第一部では「21世紀、日本とアジアの安全保障」と題して浅井基文明治学院大教授が講演。第二部では「憲法を生かす現場から」をテーマに各界からの報告が行われました。

【兵庫】 憲法会議は3日、兵庫憲法集会を開催、約150人が参加しました。神戸大学の二宮厚美教授が「小泉流『構造改革』と憲法」と題して講演しました。その後、各界から平和や民主主義、生活を守る運動の報告が行われました。

以上の詳報は、「憲法しんぶん」の12月号で。なお、この他の県からの通信もお待ちしています。

調査会の監視、重要に
通常国会に中間報告の動き

 衆院憲法調査会の中山太郎会長は、次の通常国会に「中間報告」を提出したいと言い出しました。調査会が発足して3年目にはいることや、今臨時国会でひととおり議論のけじめがつくとの考えによるといいます。「論議のスピードアップをはかり、2005年には憲法改正を」(経済同友会)などの声もあがっており、今後の憲法調査会にたいする監視をさらに強めることが重要になっています。
 なお、決まっている当面の日程はつぎのとおり。
 【衆院調査会】
11月26日 名古屋地方公聴会
11月29日 人権に関する諸問題
 午前 武者小路公秀(中部大学学術研究所所長)
 午後 未定
12月6日 未定
 【参議院調査会】
11月21日 午後 最高裁事務総局から「国民主権と国の機構」について聴取、質疑。

「憲法再生フォーラム」発足

 加藤周一、杉原泰雄、高橋哲哉の3氏を代表とする学者・文化人の組織「憲法再生フォーラム」が発足。11月20日、日本教育会館8Fで発足講演会を開きます。メインスピーカーは加藤氏、井上ひさし氏、樋口陽一氏ら。