韓国国会議員の自民党改憲案にたいする声明
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日本は21世紀、帝国主義復活の夢を見るのか ――韓国国会議員の会の声明(2004年11月17日) |
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本日(11月17日)、報道を通じて発表された日本与党の憲法改定案は、▼自衛隊に正式な軍隊としての地位を持たせて「自衛軍」に変更し、▼自衛軍の役割を「専守防衛」から海外での武力行使が可能なようにしており、▼象徴的存在である天皇を「日本の元首」と明記し、▼第2次世界大戦当時、日本軍国主義の象徴であった日章旗と君が代を国旗と国歌として公式化するものだ。 日本のこのような憲法改定は、過去の侵略に対する痛切な反省なしに、再び日本を戦争国家化し軍事大国の陰謀を実現するための具体的な行動である。 われわれ「民族の正気を打ち立てる国会議員の会」は、国際社会の平和のために協調するそぶりをみせながら、陰では歴史をわい曲など日本社会の右傾化傾向に合わせて平和憲法体制を破壊しようとする日本の二重的な態度にたいし、強く警告する。 日本の憲法が改定されれば、韓〔朝鮮〕半島での戦争の危険がいっそう高まることは自明である。ここにわが会は、日本の憲法改定をわが民族の生存を脅かす最大級の事案であると規定し、日本が憲法改定に慎重であり続けるように、可能なすべての手段を動員し、対応に努める。 日本は、敗戦60周年を目前にして、いま、憲法改定を通じた軍事大国化に没頭することなく、まず、過去の植民地支配と侵略戦争によって苦痛を被ったアジアのすべての民族に真心からの謝罪と反省をし、彼らの傷を癒すことの先頭に立たなければならない。 |
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2004年11月17日 |
民族の正気を打ち立てる国会議員の会(会長 金希宣) |
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以下、開かれたウリ党63名 ハンナラ党3名 新千年民主党2名 文化観光相が署名 <総勢70名> |